中小企業の成長に資する適切な提案は、その質とともにタイミングも重要であります。
また、中小企業支援者が得意とする専門分野は中小企業経営者の期待よりも限定的であることが多く、中小企業活性化の可能性に対して外部からの支援が効果的に機能している実態が少ないのではないでしょうか。
これまで日本で経験してきた中小企業支援に関する政策の成果や支援者の実態からすると支援者の能力向上だけでは経済社会からの期待に応えることはできないと言わざるを得ません。
経営革新等支援機関連合会では、中小企業の経営課題を適切なタイミングで受け留める役割りと、受け留めた経営課題を様々な専門分野の支援機関が連携することでの解決する中小企業支援環境の一つとして「T字型支援機関」を推進しており、認定支援機関への浸透により多くの中小企業に適時・適切な支援が行き届くことを推進しています。